憧れの羽越本線

☆その2 : 客レ、客レ、客レ


写真 1

羽越本線の旅客列車は客車が多く、しかも嬉しいことに蒸気機関車牽引の列車も数多く残っていました。
この列車は秋田発新津行きの各駅停車です。酒田駅で機関車を交換し、要所要所で水を補給しながらのんびり走るのでした。

1971.01.02 鼠ヶ関駅にて

写真 2

朝の通勤通学時間帯は長い編成の列車多く、しかも蒸気機関車牽引の場合も有るので、写真撮影にはうってつけでした。
俗に「早起きは3本の得」と言われていたのも、このためです。
やって来たのは酒田発の下り一番列車。祝日なので利用者が少ないのでしょう。左の列車も蒸気機関車牽引でした。

1972.04.29 新屋駅にて


写真 3

D51牽引のローカル列車から降りると、対向列車はC57牽引でした。
初めて見る1号機に気が動転していたと見え、同じアングル(この角度)からの写真しか撮っていませんでした。
その後、この1号機には土砂降りの中で1度遭遇しただけで、これが私の唯一まともな1号機の写真になってしまいました。

1971.05.02 小砂川駅にて


写真 4

寒風が吹きすさぶ中、長い編成のローカル列車が動き始めました。
冬のか弱い陽の光に蒸気が輝きます。
羽越本線を走るD51は、一次型から戦時型まですべてのタイプが揃っており、「今日は何号機が来るのかな。」と楽しみにして出掛けたものでした。
この74号機は酒田機関区所属でした。

1971.01.02 小波渡−三瀬にて


写真 5


ローカル列車には、当然ディーゼル機関車も使われていました。
秋田機関区には、DD51の若番が配置されており、羽越線でもその活躍を見ることが出来ました。
1号機はその特徴有る顔つきで、遠くからでも良く判りました。

上 : 1号機  1972.04.29 仁賀保駅にて
下 : 2号機  1971.05.02 上浜駅にて


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