懐 か し の DL 達
「無煙化前」の奥羽南線にて

Part 1 客車列車を牽く


電化前の奥羽南線(山形−秋田間)は、紫煙たなびく、まさにディーゼル機関車の天下でした。
本線用には秋田と山形の機関区にDD51がたむろし、各駅の入換えにはDD16やDE10が活躍していました。
そんな時代を懐かしみ、何枚かの写真をご覧頂きましょう。まずは客車列車です。

写真 1


ある日の山形駅です。5番線には秋田行きの各駅停車が発車を待っています。
中線には入換えのDD16がいます。DD16は、東北地方では山形と弘前にしか居ませんでしたので、案外貴重な存在でした。

1975.04.20 山形駅にて


写真 2


DD1614[山]牽引のローカル列車です。と言いたい所ですが、実は山形駅北方入換えで、客車を引き上げたところです。
山形駅の入換えは、ほとんどこのDD16が引き受けていました。左沢線用にDE10が配置になってはいましたが、これが入換えに働く姿はあまり見掛けませんでした。

1975.04.20 山形駅にて


写真 3


古豪DD511[秋]です。ひさしの無い丸みを帯びた運転室と真ん丸お目々が特徴でした。秋田機関区にはこの他にも2〜4号の若番がいて、客貨に活躍していました。
この日の1号機は山形までの上り各駅停車を牽いて行きました。

1975.05.04 新庄駅にて


写真 4


電化工事が進み、既に架線まで張られた新庄−舟形間を行く、DD51重連牽引の上り各駅停車列車。ローカル列車とは言え、通勤時間帯は意外に長大編成です。

1975.05.18 新庄−舟形にて


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